対面かオンラインか。記事に合わせたインタビュー取材の選び方

更新日:8月4日

数年前まで、インタビューといえば対面取材が主流でした。しかし、コロナ禍をきっかけにオンライン取材も定着しています。
それぞれに特徴がありますが、大切なのは記事の目的に合わせて取材方法を選ぶことです。今回は、対面取材とオンライン取材のメリット・デメリットについて解説します!
オンライン取材のメリット
1 どこでも取材可能
日本全国はもちろん、海外の方へのインタビューも可能です。
私も実際に、ニュージーランド在住の方にインタビューした経験があります。相手が遠方にいても取材できるのは最大のメリットです!
2 リラックスしやすい環境
ご自宅での取材も可能なので、自然体でお話ししてくださる方もいらっしゃいます(時には寝起きと思われる方も……笑)。ちなみに、私自身はオンラインの方が緊張します。その理由は後ほど。
3 コストを削減
時間・交通費・スタジオ費などを削減できます。
移動時間を考慮しなくても済むため、お忙しい方は「オンラインならOK!」となる場合が多いです。
4 録画で振り返りが可能
音声だけではなく映像も記録できるため、取材内容の振り返りに役立ちます。
オンライン取材のデメリット
1 距離感が掴みにくい
対面では、挨拶やちょっとした笑顔でお互いの緊張がほぐれますが、オンラインではなかなか難しいのではないでしょうか。例えば、笑顔になると相手もつられて笑顔になるという現象、オンラインでは起きにくいように思います。
2 通信トラブルのリスク
これはオンラインの最大の欠点ですね。
Wi-Fiの調子が悪く、過去には相手に迷惑をかけてしまったこともありました。それ以降、オンライン取材ではなるべく有線でネットにつなぎ、通信速度もチェックしたうえで対応するようにしています。
相手側のカメラの調子が悪く、1時間自分の顔だけを見続けて取材する……なんてこともありました。
3 写真撮影ができない
インタビュー風景の撮影ができません。画面のスクリーンショットを撮る方法もありますが、あまり綺麗な画像とはいきません。写真が必要な場合は、記事内容に合わせて何かしら写真をご提供いただくか、撮影のみ別日で対応という場合もあります。
私は対面よりもオンライン取材の方が緊張してしまいます。距離感が掴みにくく、通信トラブルも心配だからです。オンライン取材では、相手にこちらの思いがきちんと伝わるよう、対面以上に大きなリアクションを意識しています。また、画面越しでも表情が明るく見えるように、鮮やかなリップメイクも欠かせません!
対面取材のメリット

1 信頼関係を構築しやすい
直接挨拶を交わすだけでも、お互いの心の距離が縮まります。初対面、そして1時間など限られた時間の中でも相手との信頼関係を構築するには、対面の方が有効です。同じ空間を共有すると「脳の同期」が起こり、コミュニケーションが円滑になるともいわれています。
2 雑談が生まれやすい
取材前後での会話や本題からそれた話が、インタビュー記事のスパイスとなることもあります。また、ときには相手との距離を縮めるために雑談が必要な場面もあるでしょう。オンラインでは “タイパ” が重視されることが多いため、雑談は生まれにくいかもしれません。
3 空間や雰囲気も取材対象になる
例えば企業取材であれば、オフィス空間や社員の様子など、実際に記事に盛り込むことはない要素だったとしても、その企業の風土などを少しでも理解するのに役立ちます。
4 写真撮影が可能
インタビュー記事の場合、やはりその場で相手がお話ししている表情や仕草を捉えた写真があった方が、リアリティのある記事に仕上がります。
対面取材のデメリット
コストがかかる
対面取材のデメリットは、すべてはこの一点に集約されるでしょう。
移動時間や撮影準備などを含めると、半日〜1日がかりになることも。また、交通費もかかりますし、取材場所を準備する場合は、貸スタジオなどの費用も発生します。
記事に合わせて取材方法を選択

2,000文字に満たないような短めのインタビュー記事や、30分しか時間が取れないといった場合はオンライン取材でもよいと思います。写真撮影がある場合や5,000文字以上のロングインタビュー、相手の表情や雰囲気など、人柄も描写するルポルタージュ形式の記事にする場合は、対面がおすすめです。
記事の形式については以下にまとめています。
オンライン取材と対面取材には、それぞれ異なるメリットがあります。相手の都合やコストにも左右されますが、最終的にどんな記事にしたいのか、アウトプットを考慮して選択するのが一番です!


